プログラミングスクール入会前に確認すべきこと
「今の仕事に将来性がない」「手に職をつけたい」という想いでプログラミングスクールへの入会を検討されているのではないでしょうか。28〜35歳で非IT職の方が、働きながらプログラミングを学ぶことは十分可能です。ただし、スクール選びを間違えると、月1〜3万円の分割払いで20〜50万円を投資しても、期待した成果が得られないリスクがあります。
本記事では、プログラミングスクール入会前に確認すべき「完全チェックリスト」をご紹介します。料金体系、学習時間、カリキュラム内容、サポート体制、転職保証条件など、実際の受講生が後悔しやすい項目を網羅しました。このチェックリストを参考に、あなたの人生設計に最も適したスクールを見つけるお手伝いができれば幸いです。
記事を読むことで得られるメリット:
- スクール選びで失敗するリスクを最小化できる
- 自分の予算と時間に合ったスクール選びの判断基準が明確になる
- 入会後の学習計画を具体的に立てられる
- 転職成功の可能性を高める選択ができる
プログラミングスクール選びの基本:3つの視点
1. 自分の目的を明確にする
プログラミングスクール選びの第一歩は、「なぜプログラミングを学ぶのか」という目的を明確にすることです。同じプログラミングスクールでも、目的によって選ぶべきスクールは大きく異なります。
例えば、以下のような目的が考えられます:
- 転職を目的とする場合:未経験からエンジニアへの転職を実現したい。年収アップを目指したい。
- スキルアップを目的とする場合:現職に活かせるスキルを身につけたい。副業で収入を増やしたい。
- キャリアチェンジを目的とする場合:IT業界への転職と同時に、長期的なキャリアを構築したい。
あなたの目的が「転職」であれば、転職保証やキャリアサポートが充実したスクールを選ぶべきです。一方、「副業スキル習得」が目的であれば、実務的で実践的なカリキュラムが重視されます。このように、目的によって選ぶべきスクールの特徴は異なるのです。
2. 学習時間と学習期間の現実的な把握
多くの未経験者が陥りやすい落とし穴が、「学習時間の過小評価」です。プログラミング学習には、想像以上の時間がかかります。
一般的に、プログラミング未経験者が実務レベルのスキルを習得するには、以下の学習時間が必要とされています:
- 基礎習得(HTML/CSS/JavaScript):100〜150時間
- 実践的なアプリケーション開発:200〜300時間
- フレームワーク習得(Rails、React等):150〜200時間
つまり、転職を目指すなら最低でも400〜500時間の学習が必要です。あなたの場合、平日1〜2時間、週末3〜5時間の学習時間が確保できるとのこと。月間の学習時間は約30〜40時間程度と考えられます。400時間を確保するには、最低でも10〜13ヶ月の学習期間が必要になるわけです。
スクールを選ぶ際には、「3ヶ月で転職可能」というキャッチコピーだけを信じるのではなく、実際のカリキュラム内容と学習時間、そしてあなたが確保できる時間を照らし合わせることが重要です。
3. 料金体系と分割払いの詳細確認
20〜50万円という予算枠の中で、月1〜3万円の分割払いを希望されているとのことですね。この場合、以下の点を必ず確認する必要があります。
- 総額料金:表示されている料金に隠れた費用はないか(教材費、サポート費等)
- 分割手数料:分割払いの場合、手数料がいくら上乗せされるのか
- 返金保証:万が一満足できなかった場合の返金条件
- 支払い方法:クレジットカード、銀行振込、ローン等、自分に合った方法があるか
- 給付金制度:厚生労働省の教育訓練給付金の対象かどうか
特に給付金制度は重要です。対象スクールであれば、受講料の20〜70%が給付されるため、実質的な負担を大幅に減らすことができます。
CodeCampの詳細を見るプログラミングスクール入会前チェックリスト:20項目
ここからは、実際にプログラミングスクール入会を決める前に確認すべき、20項目のチェックリストを紹介します。各項目について、なぜそれが重要なのかについても解説しますので、参考にしてください。
カリキュラム・学習内容に関する項目
□ 1. カリキュラムが転職市場で需要のある言語か確認した
プログラミング言語には流行り廃りがあります。スクールで学ぶ言語が、実際の転職市場で需要があるかは非常に重要です。2024年現在、転職市場で最も需要が高い言語は以下の通りです:
- Python:データ分析、AI・機械学習分野で急速に需要が拡大
- JavaScript/TypeScript:フロントエンド開発で圧倒的需要
- Java:大企業のシステム開発で根強い需要
- Ruby:スタートアップやベンチャーで人気
あなたが未経験から転職を目指すなら、上記の言語を学べるスクールを選ぶことが現実的です。マイナーな言語を学んでしまうと、転職時に選択肢が大幅に限定されてしまいます。
□ 2. フレームワークまで学習できるか確認した
「HTML/CSS/JavaScriptを学びました」というだけでは、実務レベルのスキルとは言えません。実務では、Rails(Ruby)、Django(Python)、React(JavaScript)などのフレームワークを使った開発が標準です。スクールのカリキュラムに、フレームワークを使った実践的なアプリケーション開発が含まれているか必ず確認してください。
□ 3. ポートフォリオ制作が含まれているか確認した
転職活動において、「ポートフォリオ(作品集)」は非常に重要です。採用企業は、あなたが実際に何ができるのかを、ポートフォリオで判断します。スクール選びの際には、以下の点を確認してください:
- スクール内でポートフォリオ制作のサポートがあるか
- 複数の作品を作成できるカリキュラムになっているか
- 実務的で、採用企業の目に留まる作品が作れるか
多くの優良スクールでは、1〜3個の個人プロジェクトを制作し、それらをGitHub上で公開することを推奨しています。
□ 4. 実務的なプロジェクト経験が得られるか確認した
スクールの学習方法には、大きく2つのタイプがあります:
- チュートリアル型:スクール提供のテキストに沿って、指示通りにコードを書く
- プロジェクト型:実務に近い環境で、自分で考えながら開発を進める
転職を目指すなら、プロジェクト型のカリキュラムが含まれているスクールを選ぶことが重要です。プロジェクト型では、自分で問題を解決する力が身につき、転職後の実務でもすぐに活躍できるようになります。
□ 5. カリキュラムの更新頻度を確認した
IT業界は進化が非常に速いため、カリキュラムの更新頻度も重要です。5年前のカリキュラムで学んだ技術は、現在の実務ではもう古い可能性があります。スクール選びの際には、以下を確認してください:
- カリキュラムが最近更新されているか
- 最新のフレームワークバージョンに対応しているか
- 業界トレンドが反映されているか
講師・メンター体制に関する項目
□ 6. 講師が実務経験者か確認した
プログラミング学習において、講師の質は学習効果に大きく影響します。理想的には、以下の経歴を持つ講師から学ぶべきです:
- 実務経験3年以上:実務での経験がないと、実践的な指導ができません
- 複数の企業での経験:異なる環境での経験があると、幅広い視点が得られます
- メンタリング経験:未経験者を指導した経験がある講師は、初心者の躓きポイントを理解しています
スクール選びの際には、講師のプロフィールや実務経歴を必ず確認してください。
□ 7. 1対1のメンタリング時間が確保されているか確認した
グループレッスンだけでは、個別の質問や悩みに対応できません。特に未経験者にとって、1対1でメンターに相談できる時間は非常に重要です。以下を確認してください:
- 週に何時間、1対1のメンタリング時間が確保されるか
- メンタリングの予約は取りやすいか(24時間以内に予約できるか)
- メンタリング以外に、チャットでの質問サポートがあるか
理想的には、週に3〜5時間のメンタリング時間が確保されているスクールを選ぶべきです。
□ 8. メンター・講師の変更が可能か確認した
どうしても講師との相性が合わないことがあります。その場合、メンターの変更が可能かどうかは重要です。スクール選びの際には、以下を確認してください:
- メンターの変更が可能か
- 変更の際に追加費用がかかるか
- 変更の手続きはどのくらい簡単か
サポート体制に関する項目
□ 9. 学習中の質問サポートが充実しているか確認した
プログラミング学習では、想定以上に多くの質問や問題が発生します。質問サポートの充実度は、学習効果に大きく影響します。以下を確認してください:
- 質問対応の時間帯:24時間対応か、営業時間内のみか
- 平均回答時間:質問してから回答までどのくらいかかるか(理想は1時間以内)
- 質問方法:チャット、メール、ビデオ通話など、複数の方法があるか
- 質問回数制限:無制限に質問できるか、回数制限があるか
□ 10. 挫折防止のサポートが充実しているか確認した
プログラミング学習では、約90%の人が途中で挫折するという統計があります。スクール選びの際には、挫折防止のサポートが充実しているか確認することが重要です:
- 学習進捗を定期的に確認してくれるか
- モチベーション低下時に相談できる環境があるか
- 学習仲間とのコミュニティがあるか
- 定期的なカウンセリングがあるか
□ 11. 卒業後のサポートが充実しているか確認した
スクール卒業後も、学習を続ける必要があります。以下を確認してください:
- 卒業後も質問サポートが受けられるか(期間制限があるか)
- 卒業後の学習教材が提供されるか
- 卒業生向けのコミュニティがあるか
転職サポートに関する項目
□ 12. 転職保証の内容を詳しく確認した
「転職保証あり」という謳い文句は、スクール選びの際に魅力的に聞こえます。しかし、転職保証の内容は千差万別です。以下を必ず確認してください:
- 保証期間:卒業後、いつまで転職サポートが受けられるか
- 保証条件:転職保証が適用される条件は何か(例:スクールの課題をすべてクリアすること等)
- 返金条件:転職できなかった場合、いくら返金されるか
- 対象職種:どのような職種への転職が保証の対象か
□ 13. キャリアカウンセリングが充実しているか確認した
転職を目指す場合、キャリアカウンセリングは非常に重要です。以下を確認してください:
- 専任のキャリアアドバイザーがいるか
- 定期的にキャリアカウンセリングが実施されるか
- 職務経歴書やポートフォリオの添削サポートがあるか
- 面接対策のサポートがあるか
□ 14. 求人紹介の質と量を確認した
スクール経由で紹介される求人の質と量は、転職成功に大きく影響します。以下を確認してください:
- どのくらいの数の求人が紹介されるか
- 大手企業やベンチャー企業など、多様な企業から求人があるか
- 年収や待遇の相場はどのくらいか
- 卒業生の転職先企業の実績
□ 15. 転職成功率と実績を確認した
スクール選びの際には、実際の転職成功率や卒業生の実績を確認することが重要です。以下を確認してください:
- 公表されている転職成功率(ただし、定義が曖昧な場合もあるので注意)
- 平均年収や年収アップ幅
- 卒業生の転職先企業(大手企業への転職実績があるか)
- 卒業後の離職率(転職後、どのくらいの期間その企業に勤めているか)
学習形式に関する項目
□ 16. オンライン学習に対応しているか確認した
あなたの場合、働きながら学ぶ必要があるため、オンライン学習は必須です。以下を確認してください:
- 完全オンラインか、通学が必須か
- オンライン環境が安定しているか
- ビデオ講義は何度でも視聴できるか
- オンライン環境での質問対応は充実しているか
□ 17. 学習スケジュールの融通性を確認した
働きながら学ぶ場合、予期しない業務が発生することがあります。以下を確認してください:
- 学習期間の延長が可能か(有料か無料か)
- ペースを自由に調整できるか
- 急な事情で学習ができない期間がある場合の対応
料金・費用に関する項目
□ 18. 総額料金と隠れた費用がないか確認した
20〜50万円という予算の中で学ぶ場合、総額料金を正確に把握することが重要です。以下を確認してください:
- 受講料:基本となる受講料
- 教材費:教材が別途必要か
- サポート費:メンタリングやキャリアサポートが別途費用か
- 試験費用:資格取得試験の費用
- その他の費用:セミナーやイベント参加費等
□ 19. 分割払いの手数料と返金条件を確認した
月1〜3万円の分割払いを希望する場合、以下を必ず確認してください:
- 分割手数料:分割払いの場合、手数料がいくら上乗せされるか
- 返金保証:万が一満足できなかった場合、いくら返金されるか、返金条件は何か
- キャンセル期限:入会後、いつまでであればキャンセル可能か
□ 20. 給付金制度の対象か確認した
これは非常に重要です。厚生労働省の「教育訓練給付金」の対象スクールであれば、受講料の20〜70%が給付されます。例えば、50万円のスクールであれば、10〜35万円が給付される可能性があります。スクール選びの際には、必ず給付金対象かどうかを確認してください。
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それでは、ここからは実際のプログラミングスクールを紹介します。上記のチェックリストを参考に、あなたに最適なスクールを見つけてください。紹介するスクールはすべて、公式サイトで確認した正確な情報です。

